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「国際ビジネスマナーの共通認識とは?」

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国際ビジネスマナーというと、なにか特別のことのように思われる方は多いのではないかと思います。

しかし、ご安心下さい。決して神経質になる必要はないでしょう。日本人で国際ビジネスに携わっている方々のビジネスマナーはとても良いと思います。自信をもっていいのではないでしょうか。

ただ、日本のビジネスと国際ビジネスとでは、いくつか習慣が異なるところがありますので、その点だけ心に留めておく必要があると思います。

国際ビジネスでは、どんな点が日本の習慣と違うのでしょうか。以下の四項目を挙げてみました。

①名刺にあまりこだわらない
②アイコンタクトは必須
➂声のトーンに神経質
➃Yes, No, を明確に、迅速に


①「名刺にあまりこだわらない」
海外では、名刺にさほど重きをおきません。面会するにあたり、すでにどの会社の誰であるかは互いに把握しているわけですので、それよりもまず顔をしっかり見て握手をし、氏名をいうことからスタートします。

これは、相手がどのような人間性なのか、どれほどの能力があるのかを第一印象で知ろうとするからだと思います。企業名や役職よりも、個人を見るという習慣があるからでしょう。英語で自分のことを述べるのに、まず氏名を言い、その次に仕事内容、そして会社名がきます。そのついでに名刺を渡すという感覚かもしれません。会社名が先か、個人が先かの違いだと思いますが、日本とは微妙に異なるビジネス習慣、または、ビジネスマナーだと思います。


②アイコンタクトは必須
国際ビジネスでは、相手の目をしっかり見て話をします。目というものは、その人の全てを表わすと考えられてますので、目をしっかり見てその人の能力などを知ろうとする習慣が根付いているように思います。ですので、こちらが何となく顔を向けて話をしたり、下を向いたりすると、興味がないのではないかと誤解されがちです。国際ビジネスでは、絶対に相手から目を離さないくらいの強い気持ちで商談に臨みたいものです。


➂声のトーンに神経質
国際ビジネスの場合、企業規模に関わらず、相手が誰であれ、一定のサウンドで話をします。落ち着いた、しかも力強い声で話をすることが望ましいと思います。目もそうですが、声もその人の人間性ですとか自信の度合いを表わすものでしょう。国際ビジネスの多くは英語での商談になりますので、声が小さくなってしまったり、媚びへつらうようなサウンドであったり、また、緊張のあまり頭から声を出してしまうような、ハイサウンドにならないように心がけましょう。相手は声のトーンにも神経を配っているものです。


➃Yes, No, を明確に、迅速に
日本ではどのような商談においても即決ということはないでしょう。必ず、前向きに検討します、ですとか、お時間を頂ければ、ということが多いのではないかと思います。日本人どうしの場合、それが当然であり、慎重に検討されるのだな、と前向きに受け止めるのではないでしょうか。

ところが、海外では、そうした返答は非常に曖昧に聞こえてしまうわけです。むしろ、興味がないのだなと判断されがちです。こちらが慎重に検討した結果、Yes, だったとしても、相手はすでに冷めてしまっている、という事もあります。とくに、外国人に対し、No, とは言いづらいものですが、理由さえきちんと説明すれば気分を害したりすることはありません。それよりも、曖昧な返答の方が気分を損ねたりしてしまうものです。

私自身、世界のさまざまなビジネス関連の方々に接してきましたが、彼らの決断の速さに驚かされます。ですので、相手も当然、Yes, なのか、No, なのか、こちらに対してもはやい決断を期待するわけです。それだけ、国際ビジネスはスピーディであり、シビアであると言えるでしょう。

以上、国際ビジネスの共通認識として、「名刺にあまりこだわらない」、「アイコンタクトは必須」、「声のトーンに神経質」、「Yes, No, を明確に、迅速に」の四点を挙げましたが、これらは日本とは微妙に異なるビジネス習慣だと思います。

日本のビジネスマナーを大切しながらも、一歩海外では、こうした違いも認識し、自信を持って国際ビジネスに臨みたいものです。


「国際ビジネスマナーとは、双方が迅速に、かつ快適に、成果を上げるための共通ルール」
国際ビジネスマナーとは、双方が迅速に、かつ快適に成果を上げるための共通ルールと捉えれば、ビジネスマナーの意味が明確になってくるのではないでしょうか。

ただし、マナーということにあまりこだわると、かえってぎこちなくなってしまうものです。マナーのためのマナーでは意味がないでしょう。外国人といっても同じ人間どうしですので、あまり神経質にならず、真剣になる時は真剣に、楽しむときは楽しんで、自信をもっていきましょう!

ビジネスマナーといっても、いろいろな場面があるかと思います。初対面でのやり取り、ビジネス交渉、契約、それに食事会、パーティーなどさまざまです。それぞれポイントを押え、場数を踏むことで、国際マナーなどは自然に身についていくものです。こうした様々な場面のマナーについても徐々にお伝えできればと思います。


写真:奈良順子

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