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「国際ビジネスで最も重要なことは、『思い込み』を捨てること」

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日本企業の海外進出にあたり、「語学」と「現地密着型の事前調査」の重要性は下記に記載してあります。この二項目は、海外進出には欠かせない基本であり、「リスク・マネジメント」としても重要な事項ではないかと思います。ぜひ、ご一読下さい。

「国際ビジネスでは、どのような『事前調査』が必要か?」2019/06/13
「国際ビジネスでは、どのような『語学』が必要なのか?」2019/05/23

上の二項目に加え、というか、そのこと以前に、心がけるべき重要なことがあると思います。

それは、自分の思い込みを捨てよう、ということです。

すでに投稿済の「語学」「事前調査」もそうですが、下記の二項目も、長年にわたる国際社会でのビジネス経験と、様々な国の友人との関係から、私自身実感したことです。何らかの教科書を引用したものではありません。

「海外進出の心がまえ」
1.親日・反日という自分が抱いているイメージを捨てる
2.先進国・欧米だから、途上国だから、という人種に関する潜在意識をリセットする

1.「親日・反日という自分が抱いているイメージを捨ててみよう」
国際ビジネスでは親日・反日は一切関係ないでしょう。たとえ相手が親日だとしても優遇されたり、ビジネスを助けてもらえるわけではありません。こちらの思い込みが強いために、裏切られたような気持ちになったり、落胆することにもなるでしょう。また、何でも善意にとってしまい、こちらの脇があまくなり、思わぬ事態が起こることも有り得ますので注意しましょう。

反対に、反日だからといってビジネスを拒否されることもありません。あくまでもビジネスですので、相手企業は自分たちの利益を最優先し、同時にウィン・ウィン関係が成立できればと思っているのです。親日・反日などという感情論よりも、商品・サービスは何なのか、どれほど利益を上げられるのか、交渉相手の能力はどれほどなのか、が彼らにとって最も興味のあるところです。こちらも親日・反日などのイメージを捨て、自社の商品に自信をもち、強い気持ちで交渉に臨みたいものです。

2.「先進国・欧米だから、途上国だから、という人種に関する潜在意識をリセットしよう」
進出する国や国民に対し、先進国とか途上国とか、また人種に対しても潜在意識は誰にでもあるかと思います。しかし、これも親日・反日と同じと言えるでしょう。欧米だからと恐れたり、卑屈になったりすることは、自分を不利な立場に最初から置くようなものです。交渉も相手の言いなりになって終わってしまうでしょう。

反対に、相手は途上国なのだから、遅れているから、などと傲慢な気持ちをもっていると、煮え湯を飲まされることになりかねません。国際ビジネスでは、先進国、途上国、人種などは関係ないと思った方が良いかと思います。

「卑屈になる必要もないですし、傲慢になる必要もありません。自分自身が強くなること」
先進国であったとしても、永遠に先進国ということもないですし、途上国だからといって、永遠に途上国ということもないでしょう。とくに近年はその立場は逆転さえする兆候が出てきています。それほど世界は目まぐるしく変化しているのではないでしょうか。ですので、相手がどの国であれ、誰であれ卑屈になる必要もないですし、傲慢になる必要もないと思います。

相手側は、こちらをあくまでもパートナーとして、または従業員として、どれだけ能力があるのか個人を見ようとします。こちらは、どの国にも、誰にも負けない商品・サービスの提供に集中することだと思います。それと同時に、相手の人間性などをしっかり観察する必要があります。言いたいことを言いあえる、という対等な立場に立ち、はじめて信頼関係が生まれるのではないでしょうか。

海外進出をした日本企業の約4割が撤退している現状です。ですが、すでに投稿済みの「語学力」「事前調査」の強化に加え、親日・反日、また人種・民族などに対する先入観を捨て、卑屈になったり、傲慢になったりぜず、自分たちの商品・サービスの強さをきちんと示すことで、海外ビジネスも大きな成果をあげられるのではないでしょうか。

周りに振り回されず、自分自身が足を使い、体験を積み、実感し、分析し、時には痛い思いをすることもあるかと思いますが、強くなることだと思います。

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