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「国際ビジネスでは、どのような『事前調査』が必要か?」

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国際ビジネスにおける『語学』の重要性は、下記の記事に掲載してあります。ぜひ、一読下さい。

「国際ビジネスでは、どのような語学が必要なのか?」

本日は、国際ビジネスの『事前調査』についてお話ししたいと思います。

日本企業が回答したアンケート調査(日本政策金融公庫)の撤退理由を拝見しますと、以下のことが主な理由として挙げられています。

・製品需要の不振、販売先の確保困難
・管理人材の確保困難、現地パートナーとの不調
・賃金の上昇、主力販売先の移転・撤退

私自身アジア諸国に5年ほど滞在し、さまざまな企業との関わりや人々との会話を通し、私も上の三項目はとても難しいことなのだと実感しています。やはり、現地での肌感覚ともいえる事前調査がどうしても必要なのだと思います。

では、上の問題を回避するためには、どのような事前調査が必要なのでしょうか。

「国際ビジネスではどのような事前調査が必要なのか?」
1. 「立ち位置を知る」自社の製品・サービスを、現地の人々は内心どう思っているのかを肌感覚で感じとる
2.「人間関係」幹部、従業員、パートナーの習性などを含め、現地特有の人間関係・雇用問題を肌感覚で知る
3.「急激な変化」法律などの急激な変化はいつでも起こり得ることを想定し、すぐに対応できる感覚を身につける

こうした内容は、現地で実際に動かない限り、感覚がつかめないことではないでしょうか。

では、具体的にどのように調査したら良いのでしょうか?

「現地に密着した事前調査の方法」
こうした調査を行うには、現地の人々の中に入り込み、肌で感じるまで足を使い、あの手この手で会話をし、分析し、自ら感覚的に感じ取るしか方法はないでしょう。一歩海外に出ると方程式などはなく、ハプニングが頻繁に起こり得るからです。

国や地域によっては、法律・ルールが急激に変わりますので、常にアンテナを張ることだと思います。海外では、どこに行っても、重要なことは、メモをその場でとり、相手の説明や氏名を書き込んでおくことはとても重要です。日付、時間の記入も忘れないで下さい。

現地の市場調査といえば、その国や地域に早くから溶け込み、十分に年月をかけ、現地型の事前調査を行う外国企業は多数存在します。しかしながら、資金面と人材面でよほどの体力がない限り、なかなかこうした調査に年月はかけられないと思います。そこで、実際に進出しながら、また、進出を果たした後も、上の三項目を重要課題とし、アンテナを張り、運営されることが望ましいかと思います。

そうすることで、撤退の原因を緩和できるのではないでしょうか。

「現地密着型のマーケティング」

これは余談になりますが、

上の写真は、フィリピンに進出している韓国企業です。離島にまでこうして宣伝カーを走らせています。

最初に興味を示すのは子どもたちなのかもしれません。こうして見物にやってきた子どもたちが、この社の製品について親に話をしたりするのではないでしょうか。そして、10年後・15年後には子どもたちが大人になり有力な購買者になるわけです。長期展望をも視野に入れた宣伝活動なのだと思います。その国や土地にあったマーケティングが必死に行われていることに気づかされます。

偶然かどうかはわかりませんが、この写真の約1年半後となるLGの売上は、生活家電部門で史上最大利益を更新した、との報道がありました(東亜日報 2016/07/25)。

しかし皮肉なことに、日本企業の海外撤退がピークの年でもありました。

国を問わず、どの企業におきましても浮き沈みはあるかと思います。しかし、これは海外で実感したことですが、日本の製品・サービスは非常に優れていると思いました。海外におきましてもぜひ勢いを取り戻して欲しいと願います。海外では何事も慎重になる必要がありますが、同時に勢いと行動力が重要だと思います。

なお、下記の投稿記事も併せてお読み頂ければと思います。

「日本企業の海外撤退の理由を分類して分かったこと」2019/05/02

「日本企業の海外撤退の理由とは?」 2019/04/27



写真:奈良

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